文章力は階段状に上達していく
文章力を鍛えたいと日々思う。
自由に、思うままに、自分の心に映るものをスラスラと紙に描くことができたらどんなに気持ちが良いだろうなって。
小説を読むたびに、Twitterで良い言い回しを見つけるたびに、「ああこう言いたかったな」「自分もそう思った」って思って、その度にどこか悔しい。
うまく言葉にできない自分の言語化力に寂しくなる。
どうすれば文章力は上がるのだろう。
高校の時自分が書き殴っていたノートを読み返すと、それはもう見ていられない。
今だって大したことないけれど、時間をかければそれらしく書けるようになった。
何が原因なのかよくわからないけれど、一つは好きな作家に出会ったことだろう。この人みたいに描きたい!って熱意から、一人の作家の本を舐め回すように読み込んだ。音読もして、好きな章は何時間も書けて、別の紙に書きなおした。
その時は夢中だったけれど、その時に間違いなく文章力は上がった気がする。
でも、その写し書きや音読をずっと繰り返していれば上達するかといったらそういう訳でもない。
きっと文章力って階段状に伸びていくもので、その時のレベルアップの条件が"好きな作家に出会うこと""好きな作品を心に刻み込むこと"だったんだと思う。
次のレベルアップの条件はまだわからない。
でもきっと書き続けることでしか上達はしないのだろう。