特定のテーマについて考えを進めること

またまた考えるシリーズ。
考えるっていっても、考えるテーマは正直生きてりゃいくらでもでてくる。
人間関係について、仕事について、趣味について、家事について、自分のライフプランについてetc...
どれもこれも重要なことなんだけれど、1日の時間は24時間しかないから、必然的に自分が今何について考えるのかを絞っていかないといけない。
加えて、筋よく要領よく効率よく考え事を進めていかなくちゃいけない。

 

そうでないと、
どれもこれも思いつきで物事を進めることになってしまうかもしれない。
芯のない行動原理になってしまうかもしれない。
強い意見に流されてしまうかもしれない。
あなたの意見を聞かせてよ、言われても答えられないかもしれない。
不測の事態に柔軟に対処できなくなってしまうかもしれない。

 

前に考え事には、思いつきの段階と、思索の段階がある的な話をした。

rassy.hatenablog.com


考えるためには、まずは思いつかないといけない。
思いつくためには、考えたいテーマについて思いつきやすい環境を作らないといけない。
そのためにはどうすればいいか。
考えたいテーマの刺激が入ってくる環境に身をおけばいい。


例えば、仕事について色々考え事を進めたい場合。
シンプルな話、仕事に関係にある場所に身をおけばいい。
逆に言えば、仕事と無関係の要素が多分にある環境では、あまり思いつきは多くない。
なぜかって、仕事と無関係の刺激によって、仕事と無関係の思いつきが相対的に多くなってしまうから。
仕事仲間で飲みにいくでもいいし、仕事に関連する勉強会に参加してみるのもいいし、仕事に関わる本を読んでみるのもいいと思う。
関連する刺激を与えれば、何かしら人の脳は反応する。

 

個人的に本はとても良い。
本は別の誰かが、積み上げた思索。それなりの結論を出すまでの筋道がしっかりしている。
自分が悩んでいるテーマがあれば、それと同じことを論じている本を買ってみる。
何事も一から全て自分で考えるのは難しいから、他人の本を叩き台にしながら、著者への同意や反論を自分の中で育てていく。

ただ、盲点として、インプットばかりになると考え事は進まない。
インプットの方に頭の処理能力の大部分が消費されてしまうからだ。

ちょっと読んだら、ぼーっと休憩しつつ内容を反芻したり、
あるいは、
同意できるところ・反論があるところ・もやっとしたところに印をつけておいて、立ち戻ってぐるぐる考えてみるってのがいいと思う。

 

思いつきが増えていったら、あとは論理式で結びつけて、思索に練り上げればいい。

rassy.hatenablog.com


こうして思考を一歩一歩前へ進めていけるはず。