だらだらなるままに。

昨日はすらすらと言葉を綴ることができた(できはさておき)けれど、今日はなかなか筆が進まない。
過ごし方は昨日とだいたい変わらないのにな。
0からウンウン頭をひねりながら書くよりは、別の読書をしてから書くほうが書きやすいってことを学んだから、最近は精読を1時間くらいしてから自分の文章を書き出している…

…が、今日は書けない。苦しい。うああ。

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前どこかで読んだ本に、「作家は1つのテーマで何通りも文章を書けて一人前」というフレーズがあった。また、「自分の得意分野でなくても、依頼されたら一つの記事を書くことができる」とも。

書くためには知識がないといけない。歴史から世界のこと、人間の心理から芸術に至るまで。頭の中に保存された膨大な言葉の羅列から、適宜選びとって文章に落とし込む。その過程で、独自の考えを練り上げないといけない。いわばそれは知的作業の集大成みたいな作業だ。

自分は別にライターを目指しているわけではないけれど、一流の作家さんは本当にすごい。西尾維新なんて一日に書く文字数は2万を超えるという。2万ってなんだ?自分が1時間書けて必死に書いた2000字の10倍だって!?書くのが生業とはいえ次元が違い過ぎるだろう。

 

作家はすごいよ本当に。

 

作家でなくとも、Facebookを見渡していると、この人すごいなって人はたくさん見かける。一つ一つの文章が練りこまれていて、深い知性と洞察が伺えて、頭をハンマーで殴られたような衝撃を受ける。それでいて自分より何歳も年下だったりするのだから、もはや焦りしかない。はぁ。



今日うまく書けない原因があるとすれば、それは昨日から今日にかけて、文章のテクニックに関する本をいくつか読んだことだろうな。
●「が」と「は」の違い
「が」は格助詞で、「は」は係助詞。格助詞である「が」は主格を作るが、「は」は作らないらしい。
●接続詞の正しい使用法
「ので」は「根拠・理由・原因」、因果関係がしっかりしていないとトンチンカンな文になる。
●文章の組み立て方
過去・現在・未来と時の流れに沿って、その変化に注目して書いてみると良い。
●比喩表現のコツ
比喩のトレーニングにはなぞなぞが便利。空に浮かんだわたあめはなーんだ?→雲!みたいな。
●細部に気づく方法
視点をたくさん持つことで細部へと視点を移していくことができる。

…色々勉強してみたけれど、それがかえって書くことのハードルをあげてしまった気がする。勉強したのだから、質の高い文章を書かないといけない…!そんな風に無駄に気負ってしまってなかなか書けない。

下手くそで内容の薄い文章で今日は良いと思うことにした。
そうだ。今は下手くそでいい。
自分の頭の中にある内容をうまく言語化する力とスピードを身につけるのが今一番の課題。

駄作だけれど今日のところは許してくだされ。