歴史と思想哲学

 最近毎日歴史と思想哲学を勉強してる。

 

高校の頃は世界史の授業はほとんど寝ててまったく勉強していなかった。

おもしろさがわからなかったし、実用的と思えなかった。加えて暗記が苦手な自分には苦痛だった。

 

一方で数学や物理は覚えることは最小限で済むことに加え、あとはパズルを解くみたいに思考すれば答えにたどり着くので、あまり苦労はしなかった。

 

それが今になって歴史や思想哲学ばかり学んでいるのか…

社会がどういう風に動いているのかに関心を持つようになって、

この世界を読み解こうと思った時、一番最初にやるべきだと思ったことは、いち早く巨人の肩に乗ることだと思った。

社会のことも、思想のことも、生命倫理も、恋愛も全て、知の巨人たちが思考を積み上げている。

それらを活用しなければ、すでに議論され尽くしたことをまた議論することになる。

そんな不毛なことに時間を割きたくないと思ったのだ。

 


歴史も思想哲学も面白い。

今の社会が突然降って湧いたように誕生したわけではなく、

何百年何千年という人間の社会の進化と変遷の先に今があるんだってことが痛感できる。

 

私たちは今この瞬間大きな時代のうねりの真っ只中にいるんだってことに気付かせてくれる。

それは、少し高揚するとともに、不安にさせられる。

今が永遠に続くことはありえない。

必ず世の中は変わっていく。

時の流れはその時代に住む人々がどう生きようと、先へ先へと押し流していく。

 

大きな力が私たちを押し流していく。

それは避けられない。

自らがあまりにもちっぽけに思える。

どう生きれば良いのかわからなくなる。

 

その大きな力を教えてくれるのが歴史で、

生きるための道しるべを与えてくれるのが思想哲学。

そんな風に思ったり、思わなかったり。